鍼治療の未来を見てきました。
こんちは。院長の十河です。
少し前の話ですが、10月11日に僕が今学んでいる整動鍼という鍼治療の協会(整動協会)の取り組みで行っている帯広の北斗病院での鍼治療の科学的研究・臨床研修の見学に行ってまいりました。
ここでは数億円する脳の磁場を測定する機器を使い1本の鍼がどのような影響を出しているかという科学的研究が行われております。
そして抗癌治療などの副作用で苦しんでいる方、末期がんの痛みで苦しんでいる方々に対して副作用の少ない(ほぼない)鍼治療で少しでも症状の緩和がされるように、数人の鍼灸師で治療にあたっていました。
普通の鍼灸院ではなかなか経験できないような症例の患者さんが数多くいて、とても貴重な体験でした。
このプロジェクトのリーダーで病理医でもある加藤先生の壮大な展望をお聞きして鍼治療の未来を少し垣間見れた気がしました。
今後、埼玉や札幌の病院でも同様の取り組みを行う予定とのことです。
鍼灸の素晴らしさは僕も実感していましたが、なんで効果があるの?ってところで、いまいち自分の臨床で自信が持てないところがありました。これだと結局は自分の経験の範疇でしか治療できません。
患者さんに、やってみないとわからないと言うのはのはとても辛いです。
もちろん科学的に研究をされてきた薬などでも100%の結果を出すということは不可能ですが、その治療を行う根拠にはなります。
こういったツボに鍼を刺すと、体にこういった変化が起きるんだよと言ってあげられると自分自身の自信にもなります。
ちなみに僕は整動鍼だけが素晴らしい鍼治療とは言いません。
今まで学んできた治療法や他の先生達からお聞きする治療法でも素晴らしいものがあると思っています。
ただ、僕には整動鍼がしっくりきました(^^)
今回見学させていただいた研究は鍼治療もファンタジー的な治療から科学的な治療になれる貴重な研究だと思いました。
僕ははじめての参加でしたが、いつも研修に参加されている先生たちからは移動の車中や研修中も話題を振ってくれたり色々と教えれくれたりと、とても参加しやすい雰囲気を作ってくださいました。本当に本当に感謝です。
また勉強させていただいて、日々に臨床に還元できるよう頑張ります!